会長挨拶

第21回NPO法人日本脳神経血管内治療学会
関東地方会学術集会
会長 神山 信也
埼玉医科大学国際医療センター 脳血管内治療科 教授

会長 神山 信也

このたび、2022年1月29日に開催されます第21回 NPO 法人 日本脳神経血管内治療学会関東地方会学術集会の会長を務めさせていただくこととなりました。

今回はテーマを「次世代へ」といたしました。脳血管内治療は2002年にISATにより脳動脈瘤の治療法として確立し普及した後、2015年にMR CLEAN等により急性期脳梗塞の標準治療となりました。それに伴い脳血管内治療の需要は急速に拡大し、より多くの優秀な脳血管内治療医を育成することが必須の状況となっています。若い脳卒中医の多くが脳血管内治療医を目指し、中でも脳外科医は脳卒中専門医を取得しないと一人前として認められない時代になりつつあります。また、新しいデバイスの開発とともに脳血管内治療は年々進化しており、それに伴う技術やノウハウも変化・発展しています。ステントリトリーバーや吸引カテーテルによる血栓回収術、フローダイバーターによる脳動脈瘤治療は、脳血管内治療を大きく変化させました。今後もさらに新たなデバイス・技術の発展が期待されています。次世代の脳血管内治療医の育成と次世代の治療法の発展をどのように実践してゆくか、過去を振り返り現状を見つめ直しつつ考えたいと思い、今回のテーマとさせていただきました。

コロナ禍の第5波が収まろうとはしていますが、多くの専門家が冬季の第6波を予想していますので、今回もHybrid形式にて開催する予定です。できるだけ多くの方々が会場に来られて懇親を深められる状況となることを願っております。

JSNETで最大規模の関東地方会には、脳血管内治療を次世代に向けてさらに発展させる中心的な役割を果たす使命があると感じております。多くの方々にご参加いただき、今回も“関東ONE TEAM”の掛け声のもと充実した会となるよう準備を進めて参ります。皆様のご協力とご支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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